ブログやWebライティングでChatGPTを使っていると、こんな風に思うことはありませんか?
「毎回同じ説明をするのが手間…」
「もっと自分のスタイルに合った返答をしてほしい」
「やさしく丁寧に書いてって、毎回お願いするのが面倒」
そんなときに便利なのが「カスタマイズ設定(カスタム指示)」です。
この記事では、ChatGPTを“あなた専用のアシスタント”に育てる方法を、初心者にもわかりやすく、図解と具体例を交えて解説します。
カスタマイズ設定とは?
カスタマイズ設定(カスタム指示)とは、ChatGPTに次のような内容をあらかじめ伝えておける機能です。
- 自分の仕事内容や立場(例:Webメディア運営者)
- ChatGPTに求める返答のスタイル(例:やさしく丁寧、SEOを意識)
- 自分の好みや使い方の背景(例:構成提案、メルマガ作成も頼みたい)
これらを設定しておくと、毎回のやりとりが自分らしいスタイルで始められるようになります。
どこで設定できるの? 図解でわかりやすく解説!
ChatGPTの「カスタマイズ設定」は、画面右上の自分のアイコンをクリックすると表示されるメニューから設定できます。
以下にステップを図解でご紹介します。


「お仕事はどのようなことをされていますか?」
「ChatGPT にどのような特徴を求めていますか?」

「その他、ChatGPT があなたについて知っておくべきことがあれば教えてください。」

各入力欄に何を書けばいいの?具体例つきで解説
1. お仕事はどのようなことをされていますか?
ここでは、ChatGPTにあなたの立場や仕事内容を伝えます。この欄は、長文は入力できないので、簡潔に入力します。
Webメディアアドバイザー, Webメディア運営者, WordPress講座講師
2. ChatGPT にどのような特徴を求めていますか?
この項目では、返答のスタイルやトーン、構成方法などを指定できます。長文での入力も可能です。
やさしく丁寧なトーンで、初心者にもわかるように解説してください。
文章は「です・ます調」で、1文ごとに改行してください。
構成はPREP法などに対応し、SEOを意識した4000〜5000字程度の記事構成を提案できるようにしてください。
見出しや箇条書きを活用し、論理的かつ親しみやすい文章にしてください。
3. その他、ChatGPT があなたについて知っておくべきことがあれば教えてください。
この項目は補足情報や使用目的、過去の傾向などを自由に伝えられる欄です。
Webメディア運営者で、WordPress講座の講師もしています。
車買取、電子書籍、WordPressの始め方などをテーマに情報発信しています。
SEOを意識した記事作成を日々行っており、読者が理解しやすく行動しやすいコンテンツ作りを重視しています。
ChatGPTは、記事構成の作成、見出し案の提案、本文リライト、メルマガ原稿、YouTube台本、セミナー資料作成など幅広く活用しています。
読者層は40代〜50代の大人世代が中心です。
難しい用語には例え話や具体例を交えてほしいです。
講座受講者さまの支援としても使用しており、やさしい視点と思考整理のサポートを期待しています。
活用のコツ|設定をさらに便利にするために
カスタマイズ設定は、一度入力すればずっと使える便利な機能ですが、さらに効率よく・自分らしく活用するためには、ちょっとした工夫が役立ちます。
ここでは、設定をもっと便利にする3つのコツをご紹介します。
最初はざっくりでもOK。あとから何度でも編集できます
「完璧に書かなきゃ」と思って手が止まってしまう方も多いですが、カスタマイズ設定はいつでも編集・更新できるものです。
最初は簡単に「アフィリエイトの記事を書いています」「やさしく返してほしい」など、ざっくりとした内容で始めても大丈夫。
使っていく中で、「こういう風に返してくれるといいな」と思ったことを少しずつ追加していくのがおすすめです。
よく使う設定はテンプレートとして保存しておく
記事執筆やメルマガ作成など、用途によって使い分けたい場面も出てきます。
そんなときのために、自分がよく使うカスタマイズ文をメモ帳やNotion、Googleドキュメントなどにテンプレートとして保存しておくと便利です。
たとえば:
- 【記事構成用】
- 【リライト用】
- 【メルマガ用】
- 【セミナー資料作成用】
といった風に分類しておけば、場面に応じてすぐに設定を切り替えられます。
利用目的ごとに複数パターンを持っておくと便利
ChatGPTは1つの設定だけでなく、使い方によってカスタマイズを切り替えるのがベストです。
たとえば、
- 普段の記事執筆には「SEO重視+読者の行動を促す設定」
- セミナー資料には「論理的+要点整理が得意な設定」
- 日常的な相談には「共感力の高いやさしいトーンの設定」
など、用途ごとに“自分専用のアシスタント”を使い分けるようなイメージで設定しておくと、ChatGPTのパフォーマンスを最大限に引き出せます。
ちょっとした変化にも、こまめにアップデートを
扱うテーマが増えたときや、文章のトーンを変えたくなったときなど、ChatGPTの設定も自分の変化にあわせて成長させていく感覚で見直すと、より頼れる存在になります。
- 最初はざっくりでも大丈夫。あとから何度でも編集可能です
- よく使う設定はメモ帳やNotionに保存しておくと便利
- 利用目的ごとに設定を分けるのもおすすめ(例:記事執筆用、メルマガ用)
応用編|「これまでのやりとり」から最適なカスタマイズ項目を見つける方法
ここからは、ChatGPTの使い慣れた方向けにおすすめの一歩進んだテクニックをご紹介します。
こんな方におすすめの方法です。
「カスタマイズ文を書くのが苦手」
「自分の使い方をうまく言語化できない」
「すでにChatGPTと何度かやり取りしている」
方法はとっても簡単!
「これまでのやりとり」から最適なカスタマイズ項目を見つけるには、以下のようなプロンプトをChatGPTに入力するだけでOKです。
これまでのやりとりから判断して、ChatGPTのカスタマイズ項目に入力するなら、どんな内容が最適か教えてください。
やさしく丁寧なトーン、SEOやWordPressに詳しい設定にしたいです。
ChatGPTはこれまでの会話内容をふまえて、あなたにぴったりの設定文を自動生成してくれます。
以下は出力例ですが、自分では気づいていなかったスタイルの傾向や強みも見つかるのがメリットです。
WordPressやSEOに詳しいWebメディア運営者です。
車買取、電子書籍、WordPress講座などを扱っています。
読者の理解を最優先にし、やさしく丁寧なトーンで解説してください。
PREP法などの文章構成を活用し、SEOを意識した構成で4000〜5000字の記事を作成するスタイルです。
ChatGPTは構成案、リライト、メルマガ、CTA設計にも対応できるよう振る舞います。
定期的に使うことで、さらに精度が高まる
ChatGPTのカスタマイズ設定は、一度作ったら終わりではなく、定期的に見直すことで精度と満足度がどんどん高まっていくのが大きな特徴です。
- 月に一度程度、このプロンプトを繰り返すと◎
- 使い方が変わったタイミング(ジャンル追加など)で更新
- 過去のやり取りが多いほど、精度も高くなる
まとめ|ChatGPTは「設定次第」で最強の相棒になる
ChatGPTは、ただ質問に答えるだけのAIではありません。あなたのスタイルを理解し、支えてくれるパートナーにもなり得ます。
その鍵が、「カスタマイズ設定(カスタム指示)」です。
基本的な設定に加え、過去のやり取りから逆算して設定を提案してもらう方法まで活用すれば、本当に“使いこなしている”と言える状態に近づくはずです。
まずは今回紹介したテンプレートをベースに、あなただけのChatGPT設定を作ってみてください。